柴田

2016年1月26日 火曜日

表参道の美容院drop柴田。生活の中の人と物

寒い冬。
ぐっとイメージが高まると、本が恋しくなる方も多いのでは?
そんな時、良い一冊に出会う事が出来たらとてもいい気分ですよね。

drop店内の書籍から、今回は小説のお話。
スチュアート・ダイベック作の短編集、
「シカゴ育ち」↓



シカゴを舞台にした幾つかの物語集です。
風が吹く街、人や物や音がどこからかやって来てそして去っていく、、
叙情的なストーリータッチがほんとに素敵な一冊でした。

50年代ごろの街を設定にしていて、
ラジオとロックンロールがどこかしらで絶えず聞こえるような背景に、人と人,物と街が織り成す創造性豊かな情景は読む人に余韻を与えながら光るよう。

雪と人肌を感じる物語、、今ここにあるモノはどこかに消えていくのかと話の序盤から切なさを漂わせる物語、、絵画や土地といった物から想像を膨らませたような散文的な物語、、
いろいろ入っていましたが、最後の儚い恋の話を読み終わった時、ひとつのメロディーを聴き終わったみたいな感覚になりました。

良いですね
こういうの。

ってとても抽象的な感想ですが、笑
イメージが湧くモノはやっぱり良いモノだと改めて思った近頃でした。

投稿者 柴田 |柴田柴田 賢治 記事URL

2016年1月19日 火曜日

表参道の美容院drop柴田。はみ出者達の物語。

こんにちは。

よくある事で、「裏」と「表」の事柄、
人柄を例える時でも裏表があるとかないとか、
(個人的にはない人はいないと思ってますが、)
社会でも表と裏の事、
理想と現実も裏表だったり、、
とにかく日常と切っても切れない関係のそういう「裏表」って結構興味深い。
と思う今日この頃の映画日記。

↓「グッドフェローズ」
マーチン・スコセッシ監督、90年作。
ロバート・デニーロ、レイ・リオッタ、
ジョー・ペシ等が出演の映画のお話。

実在したギャングたちの友情と裏切りを軸にして書かれたノン・フィクションの原作を映画化した、ほんとの話らしいです。

物心ついた時からマフィアに憧れるヘンリー(レイ・リオッタ)とギャング仲間達の半生が描かれてます。
裏の社会を疑う事もなく歩み続ける人達のストーリーはとても刺激的でした。
表の社会との繋がり(癒着)がいろいろと出てくるところも面白い。
何かに憧れて生きてきた、そしてその結末、みたいなところの描写は物語として素晴らしいですね。
純粋な感覚で裏の世界観を生きる人達の日常。
そうするしかない、そんな時にとる行動はとにかく淡々と冷酷だったりはしますが、、

思想的な部分を音楽で例えるならパンク。

最終的に表の社会と向き合う事になるラストシーンはどういう訳か寂しさを感じました。

仲間っていうモノをいろいろと考えさせられた映画。
そして鋭く生きる美学。
バランスも大切だけど、尖ったところもないとつまらない!
表現者ならなおさら。って

ではまた。

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投稿者 柴田 |柴田柴田 賢治 記事URL

2016年1月17日 日曜日

表参道青山の美容院drop柴田。明日雪かも、、

少し寒くなってきそうですね。
雪が降ったりもしそう。

drop ART BOOKから、
↓フランスの写真家エドゥアール・ブーバの作品集
「It's a Wonderfull Life」

日常生活の祝福的な瞬間を見つめる彼の視点、
ココロ温まるイメージ多数です。



「終戦後、人生を賞賛しなければいけないと感じた」
という彼は世の中の綺麗な日常を切り取る事に
創作意欲をささげました。

パリの人々、ポルトガルやブラジル、スウェーデンでのスナップ、
日本の桜の木の写真もあったりしました。
綺麗な部分とそうでない部分、いろいろあると思うけど
ちょっとした高揚感やささやかな良い出来事もリアルな日常。
これを見てるとそう思える。

みなさんは雪が降ったら気分が上がる人ですか?
下がる人ですか?笑
一個の出来事にも思う事や目線はやっぱり人それぞれですが、そんな中の「良い光景」な一冊でした。

投稿者 柴田 |柴田柴田 賢治 記事URL

2016年1月15日 金曜日

ボブ、ショートカットが上手い青山表参道drop柴田。長めボブに春カラー。

こんにちは、柴田です。

大人なボブは
落ち着いたカラーで艶をプラスすると
しなやかな質感も表現できるので、
まだまだ乾燥が気になるこの季節には特におすすめですよ。

全体の重さを残し、前髪も長めだと
おさまりも良くて手入れも簡単です。



ヘルシーヘーゼル等の透明感のあるカラーリングは
春もちょっとだけ意識したい気分の時にも良いと思います。
自然なベージュ系のブラウンなのでいろんな方に
おすすめ。

まだまだ寒い日もこれから続きそうですが
早く春が来てほしいですね!
ヘアースタイル、ヘアカラー、季節に合わせたご提案
させて頂きます。




ご予約はこちらから簡単にして頂けます。


投稿者 柴田 |柴田柴田 賢治 記事URL

2016年1月12日 火曜日

表参道の美容院drop柴田。要するに人生ゲーム。

1月、また新しい始まりですね!

映画日記的にはこれを新しい旅と捉えて、
青春映画のお話。
観た作品↓

「冒険者たち」67年 フランス映画。
ロベール・アンリコ監督作。
キャストは
アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、
ジョアンナ・シムカス。

夢に破れた3人(パイロット、エンジニア、前衛彫刻家)がコンゴの海底に沈む財宝を求めて旅に出るストーリー。
ここだけ聞くと「インディー〜〜」みたいに思うかもしれませんが、全然違います。笑



何か自由のようなモノ(ここでは金)を求めて進む途中、
その路はロマンに溢れて、綺麗。
手にしたところからセンチメンタルに角度が急展開。
人生を斜め目線で描くこの映画はとてもフランス感覚でリアルだと思いました。
3人の三角関係の映し方もさり気なくて奥行きありです。不思議な気持ちになりました。。

繰り返し流れるフランソワ・ド・ルーベの音楽
とストーリーのバランスも絶妙、
コンゴ動乱からの亡命の事なども含む内容で時代性も内包されてます。


最終的には余韻が残る、、後味に美を想像してしまう。そんな感じ、
ありそうでない、難しくない内容だなとも思ったのでした。

この作品はピックアップされる事も多いですが、理由も分かりますね。
出演者3人の雰囲気もそれぞれ際立っていて
ファション的にも洒落感が普通に表現されてますよ。

今年も良い映画、音楽、本、アート、、、
やっぱり感性に刺激は尽きなそうですね。
ではまた!

投稿者 柴田 |柴田柴田 賢治 記事URL

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