drop

2017年8月 8日 火曜日

表参道ヘアサロンdrop柴田。過去も未来もなく現実だけ、ある。

毎日暑いですね、、

8月、
完全に真夏ですが、こうも暑いと
なんとなく無感情になって涼しげに日々暮らしてみようと思ってしまうのは僕だけでしょうか?省エネ的な発想になってしまって、笑

そんな感じで今回の『映画日記』は、

「アルファヴィル」
ジャン・リュック・ゴダール監督。65年作 フランス
を観てみました。



この映画は毛色の違うSFと思ってもらうと分かりやすいかと。
設定は、 感情や個人的思想を禁じられた何処か遠い場所にある未来都市。

主人公のコーションは外部(今までの通常の世界)から此処の人工知能的なシステムを破壊する事を目的にやってきた人間。
そんな流れでストーリーは展開していきます。

とてもチープな表現方法になっていますが、
60年代のこの時代にこのテーマを、
しかも独自の感覚で捉えているゴダール監督。
やっぱり素晴らしいと思いました。

人工知能=感情がなく結果のみをプライオリティーとする思想'と、このストーリーでは描かれているみたいですね。



映像、カット割り、フォーカスのとり方もほんとに良い。
観る人によってはつまらない映画かもしれませんが、、彼はその辺問題ではないようです。
ゴダール監督、大衆に合わせる気は毛頭無いはず。

ストーリーの中盤ごろこんな印象的なシーンが
ありました、
「もう芸術家はいなくなった、
前の時代、世界では画家や音楽家、詩人達が居た」

未来、進化というのは、なんかどうしても希薄で薄っぺらいものしか生み出されない世の中になってしまうのでは?
という問いかけのような映画なのではと、感じさせられたり



ヒロインのアンナ・カリーナは美しくてお洒落映画な一面も。
彼女が愛を表現するシーンは何故かジンと来ました。

感情とは人間であるという大切な一つのセンスである。。
そんな事を改めて感じました。
暑い夏ほど感覚を研ぎ澄ませたいですね?


ではまた。



投稿者 drop

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