柴田

2015年11月 3日 火曜日

表参道青山の美容院drop柴田。色を連想させるのはモノクロだったり、、

こんにちは、
最近、色というのはいろんな効果がやっぱりあるな
と思ったりしてたんですが、

たとえば写真や映画などでも与える印象やイメージ
モノクロとカラーとでも、もちろん違いますよね。

それで近頃カラーの映画をよく観ていたので
今度はモノクロで、
という事で観た映画は「デッドマン」 
ジム・ジャームッシュ監督作品、95年。
ジョニー・デップ主演。他にもイギー・ポップや
ジョン・ハートなどキャストも興味深く、
音楽はライ・クーダ。と全体の美意識が高そうな予感、



西部劇というものをジャームッシュ的感覚で表現したような内容でクリエイティブな映画ですね。

仕事を求めてやってきた街で、ある事件をきっかけに濡れ衣を着せられたウィリアム・ブレイク(ジョニー・デップ)がインディアンに助けられ一緒に逃げる
という謎な展開。この時点で一気に世界観が鋭くなる気がしました。

クールで独特な映像とブツ切りにしたようなライ・クーダのギターの音、
18世紀の詩人ウィリアム・ブレイク(この映画の主人公と同じ名前)の詩から引用したようなセリフ、
インディアンの意味深い言葉。いろんな要素がイメージを膨らませてくれて、、
そして色は引ききったモノクロ映像で無しに。効果的なのです。
白黒が一番似合う物語。そんな感じがしました。

冒頭に出てくる何かメッセージ的な言葉やセリフが最後のシーンにリンクしたり
観る人がいろんな解釈をできるところに話は落ちていくのですが、
やっぱりジャームッシュの映画、いいなと改めて思いました。

奥行きを感じる映画って温度が低めだったりして
ある意味分かりずらいものに多いなと思ったりもした
映画日記でした。



投稿者 柴田

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