drop

2016年3月 6日 日曜日

表参道青山の美容院drop柴田。本棚に差し色。

春ですね。
ヘアーはもちろん、いろいろと変化が欲しい季節。

drop店内の書籍から、あるイミ気分転換な本の話、

差し色カバーに目がとまったのでpick up。
↓ジャック・ケルアック著 「トリステッサ」
50's後半のアメリカ文学です。
「オン・ザ・ロード(同じ作家の有名な作品)」の続編。



アメリカでの旅路の果てに行きついたメキシコシティでの物語なんですが、
感覚自体も「行き着いた...」ような空気感で物語がただただ流れていきます。
一人の女性に出会って恋する話、精神世界とプラトニックな感情が矛盾しつつもリアルに書かれてる超感覚的な文章。

この時代のアメリカ、ビート文学は決して読みやすくはなく、どちらかというと読者を置いていくようなところが個人的には魅力的だったりするなとよく思います。
音楽を聴いてるみたいに読み進めると突然突き刺さる文に出会う、そんな感じは差し色みたいに効果的!

この「トリステッサ」の物語の色もとてもキレイでしたよ。だいぶディープですけどね、笑

軽くご紹介でした、ではまた。


投稿者 drop

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