drop

2016年2月17日 水曜日

表参道青山の美容院drop柴田。美しき映画!

少しディープな映画を観て、
軽い感じの日記を書きたい気分。

ヴィム・ヴェンダース監督の
「ベルリン天使の詩」87年.
西ドイツ、フランス合作.
を観ました。

ドイツがまだ西と東に分かれていた頃、
壁があったベルリンが舞台。
2人の天使が主人公の物語です。
彼らはいつも世界を眺めている存在。その視覚は色がなくモノクロームで、感覚、感情も無く、

実際に味わう事を渇望する天使のダミエルは、
マリオンという女性に恋して人間として世界に降りる事を決意します。そして、、
というような内容。


映像美や演出、物語はもちろんですが
2人の天使には聞こえる、人が心の中で想う事。をすべて詩的に表現しているところは特にアーティスティック。
世界のココロの声がすべて聞こえる、と普通にイメージするとなんか気持ちが良くないと思ってしまいますがこの映画では違う、荘厳さが美と繋がって崇高。

「子供が子供だった頃、すべてが不思議だった、自分は何故自分であなたではない?」
「時の始まりはいつから?世界の果ては何処?」
そんな何度かでてくるダイアローグにも何故かすっと入ってしまう、これ空間を変える映画なのでは、、


人として降りたってからは世界がカラーで見えるようになるのですが、それがとても美しい。
結果モノクロとカラーがミックスの映画に仕上がってるとこが良いなと思ったりしました。

マリオンのセリフで「寂しさって自分自身を丸ごと感じる事」って後半でてきて、
最終的に、
感じる=生きる事?
と空は思っているんだろな、とか考えてしまいました。
あとやっぱり、愛は世界を変えるのか、と

軽く書けなかった映画日記でした。笑


pic20160217225213_1.jpg

投稿者 drop

カレンダー

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30