drop

2015年9月 8日 火曜日

表参道の美容院drop柴田。1シーンの為の日常

こんにちは、
最近ほんと雨が多いですね。

こんな日は映画日記。独断と偏見で

↓「マラノーチェ」
ガス・ヴァン・サント監督の処女作。85年。
50'sごろのアメリカ、ポートランドが舞台の
物語です。
メキシコからの不法移民の少年に心惹かれる
男とその周辺の日々を描いた内容ですね。

雨のシーンが多い、
モノクロームな映像と削り取ったようなフォーカス、間。無情の表現に気持ちが締めつけられました。
特に高揚感も無い淡々とした話の中にどういう訳かカタルシスを感じる。
こういうのって良いと思う。

近頃の移民問題とも相まってちょっとだけタイムリー?

車から顔を出して風に吹かれる少年のシーンが
印象的で、泣けますね。
目の前の今は何処にも向かっていないような、
そんな刹那な1シーン。

ビート詩人の小説に惚れ込み、この映画をつくった監督の衝動、これだって感じで、
原作の小説も気になるところ。
映画化される物語ってよくあると思うけど、
いまいちなのも多いですよね。
どこを切り取るのか、限られた時間でのセンス
は映画の醍醐味なんだろなと、、

雨を愉しむのでした。笑

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投稿者 drop

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