コントラクトビジネスという性質上、店長の大切な仕事のひとつに、クライアント様(ご契約先)との信頼関係を築くことがあります。たとえば、私が勤務しているゴルフ場内レストランでいえば、ゴルフ場を直接運営されている会社がクライアント様になります。
ゴルフ場内レストランでは、料理をお召し上がりになるお客様のご満足だけではなく、ゴルフ場を運営するクライアント様の集客・売上貢献が求められます。そうした要望にしっかり応えていくためにも、クライアント様と密にコミュニケーションを取ることを心がけています。
その他にも、レストランの運営管理、スタッフの育成、厨房スタッフとの連携など、一緒に働くスタッフ全員をまとめ、雰囲気のいいレストランづくりに努めています。
店長業務は大変ですが、すべてはお客様に「おいしい」と言っていただくための誠心誠意のおもてなしです。
シェフがつくる料理を、美味しく食べていただく雰囲気づくりが、店長の仕事だと考えていますので、多岐にわたる細かい業務にもやりがいを感じています。
実家は飲食店を営んでおり、両親の働く姿を見てきたこともあって、昔から飲食店勤務に憧れがありました。
そこで、高校卒業後に調理師専門学校へ入り、調理師免許を取得し、フランス料理店にホール係として勤務を始めました。もちろん、厨房で調理をしたくて入店したのですが、ホール係として長く接客に携わるうちにお客様相手のサービスに魅了されてしまいました。その時から現在までずっと飲食系の仕事に就いてきましたが、厨房内で働いた経験は一度もありません。今は料理をつくる側よりも接客する側から、お店をまとめあげ、お客様にご満足いただける店長業務を極めたいと考えています。
居心地のいい空間づくり、お水やメニューを出すタイミングなど、細かい心遣いの積み重ねがお客様の満足感につながるのでやりがいを感じています。
また、私は学生時代からゴルフをやっており、アマチュア大会にも出るほどゴルフが好きなので、ゴルフ場内のレストランで働けるのはとてもうれしいですね。お客様との会話も弾みますし、逆に好き過ぎて話しすぎないように気をつけているくらいです。(笑)
じつは、私は以前にもこの会社に勤めていた経験があるんです。いわば、出戻りです。
前職からの転職を考えていた時、以前働いていた頃にお世話になった西洋フード・コンパスグループの上司に相談したところ、「ゴルフ場内のレストラン勤務はどうか」という話をいただいたのが、再び働くことになった直接のきっかけです。
再入社の当初は、わからないことばかりでしたが、近隣にサポートしてくれる人材が多く、研修制度も充実していたので、店長職を任された時も比較的スムーズに就任できたと思っています。一度は飛び出した会社ですが、人の繋がりがしっかりしており、いま一度、私を受け入れてくれたことにも懐の広さを感じています。
そして、もう一つの魅力がビジネスの規模の大きさです。近隣のゴルフ場内レストランでも運営させていただいているところがたくさんあるため、イベント等があればスタッフが手伝いにきてくれたり、お互いに助け合う風土やネットワークがあります。お客様へのサービスやお店づくりに専念できる環境があるのもうれしいです。